整理・構造化した情報を様々なダイアグラムやマトリックスでわかりやすく提示
近年、製品システムの複雑性はさらに増してきており、システムの仕様や振る舞い、システム間の関係性などを文書だけで表現することは困難になってきています。
SysMLに準拠したMBSEのためのツール、CATIA Magicは、このようなシステムの仕様や関係性の表現に適したツールです。CATIA Magicを使うことで製品開発の上流から下流までの様々な情報を整理・構造化して一元管理することができ、設計下流での手戻りを削減できます。製品開発下流でのCAEの情報構造整理にも活用できます。
開発対象システムの仕様や関係性が整理・管理できていないため、関係者間で意思疎通が図れない。
情報を構造化して一元管理し、必要情報を適切に抽出して関係者に展開できるため、関係者間での意思疎通が容易となります。
開発対象システムの情報整理・管理、用途に沿った情報の抽出にCATIA Magicは有効です。
自動車
航空宇宙
複雑なシステム構成となる製品の開発に、CATIA Magicは大きく貢献しています。
システムズエンジニアリングのための言語、SysMLに準拠
多様なダイアグラムやマトリックスで、情報を的確に抽出、表現
Magic Gridに沿って分かりやすく情報を整理・構造化
将来的にDassault Systèmes製品群との連携を予定
長年にわたり世界中で使用されてきている高機能な標準ツール
CATIA Magicのダイアグラムと、適用イメージ
CATIA MagicはSysMLに準拠した、情報整理・構造化のための標準ツールです。世界中の多くの企業で使用され、対象システムの情報整理・構造化を通じてシステムの開発を支援してきています。
CATIA Magicには多様なダイアグラムやマトリックスが用意されており、これらを活用して整理・構造化した情報を抽出し、分かりやすく担当者に提示することができます。
CATIA Magicを活用することで情報の整理・一元管理ができ、担当者間での認識の齟齬の防止、情報のトレーサビリティの確保などができます。
Magic Grid
MagicGridは情報整理・構造化のためのフレームワークです。CATIA MagicにはMagicGridのテンプレートが用意されており、このテンプレートに沿って情報をまとめていくことで、自然と情報を整理・構造化することができます。
MagicGridを使うことで以下のメリットがあります。
モデルの素性が分からない、モデルが個人持ちになっている、といった理由から、CAEのモデルは再利用されることが少ないのが現状です。CAEはモデルや解析結果だけでなく、モデルの付帯情報や作成意図・ノウハウまで含めて保存することが重要であり、そのような用途でもCATIA Magicは活用できます。
CATIA Magicのダイアグラムやマトリックスをご紹介します。
ユースケース図
アクティビティ図
内部ブロック図
マトリックス